公式で取り上げられていた極めて防御力に特化したリストをカード資産不足により
《殴打頭蓋》2→《ギデオン・ジュラ》《白の太陽の頂点》
《漸増爆弾》1→《外科的摘出》

《天界の粛清》2→《神への捧げ物》2
《記憶の熟達者、ジェイス》3→《幻影の像》1《瞬間凍結》2
《解放された者、カーン》→《ギデオン・ジュラ》         (サイドは適当)

としてスタンDEで、

《殴打頭蓋》1→《白の太陽の頂点》1
《漸増爆弾》2→《審判の日》1《禁忌の錬金術》1
(サイドもいじったけど忘れた)

としてFNMで運用した感想。

近隣のリアルメタゲーム事情から対Uwクロックパーミに重点を置いて考えたい。
このリストの特徴はフィニッシャーに《ドラグスコルの肉裂き》を採用することでおそらくはステロイドやケッシグあたりに絶望のライフリンクゲーを提供しつつ、単にライフを稼ぐ装置になってしまう《清純のタリスマン》に一定の価値を与えて全体のまとまりを重視したところだろうか。
 《ドラグスコルの肉裂き》については正直なところ使用感としてはあまりよろしくなく、7マナ払うのであれば、そして通るなら《大修道士、エリシュ・ノーン》のほうがよっぽど強いシーンが多そうな印象。ただしケッシグには結構強かった。《聖別されたスフィンクス》かつ《ワームとぐろエンジン》で3点分は先制攻撃とケッシグ相手に間に合いさえすればまぁそりゃ強いか。間に合いさえすれば。
 ライフよりも《滞留者ヴェンセール》の忠誠度を巡る攻防が発生しうるため、タリスマンで数点のライフを稼ぐことによる恩恵はいまいち。ただし紋章後は土地と違って《名誉回復》であるためそういう意味での採用かもしれない。土地に幽霊街が含まれていることを考え合わせると「タリスマン3欲しいけど土地26以下は無いな」ではなく29枚のマナベースとして設計しているということらしい。色事故が起きる感じでもないし《マナリス》よりはこちらか。

サイドに目を移せば《堂々たる撤廃者》の効果は劇的の一言で、潤沢なマナがバックアップしてくれれば色々とやりたい放題できる。相手の練度が低いと《堂々たる撤廃者》を+2して《審判の日》の手筋が見えていないと思われるタップアウトが来たりと美味しいシーンも。

 総合的に見るとよくできたデッキで、シャフル等のタイムロスがないMOでは十分時間も足りる。目につくのはやはり《機を見た援軍》の強さのムラで、ケッシグはおろかクロックパーミにも強力とは言いがたい。勝てる相手を確実にという姿勢を採るにしても、多少なりともムラが出にくいことと、紋章では届かない呪禁への対応を評価して私としては《審判の日》4枚目を優先したい。
 10:0に近い五分的な相性であるケッシグに対して必殺兵器《ドラグスコルの肉裂き》というのは実際使ってみるとあり得る一手でコンボプランと合わせればあちらの妨害手段のほうが薄くなるはずだ。・・・が、やはりメインから7マナ4枚はどうかと思わないではない。
 また、《堂々たる撤廃者》が強力とはいえ、Uwクロックパーミに対する相性はいまいひとつで、墓地対策あたりのアプローチからもサイドからカードがほしい。

以上風邪っぽい頭でぼーっと書きなぐった備忘録。
さて、ヴェンセールロックコンボの調整に関する論点を思いつく限り挙げていきたい。
が、その前にヴェンセールロックコンボ自体の弱点だけは先に確認しておくこととしよう。

このコンボはプレインズウォーカーとクリーチャーの2枚コンボで2ターン目のマナ加速を使用しなければ4ターン目始動5ターン目完成から8ターン目に-8を宣言するのが最速となる。
まず速度の面で言えば《審判の日》を2連続で弾けばそれで勝ちな勢いのクロックパーミッションが存在する環境自体が怪しい。3ターン目までをコンボパーツ収集に当ててしまうと始動を弾くカウンターを構えられてしまう可能性が高いと感じる。除去もしくはカウンター、スピード勝負ができる威力のクロックなどを展開して息切れさせでもしないと相当難しいのではなかろうか。
また、速度といえば勝利までの速度もかなり重要である。ロックデッキであるために勝利までに比較的時間が掛かり、MOでないなら3ゲーム目入った瞬間引き分け以下確定なんてデッキになりかねない。青頂点でぼーっとライブラリーアウトを待つなど言語道断で、「勝てる」一手の搭載は必要不可欠。ロックがテーマであるので、黒を足して《ネファリアの溺墓》で攻めてもギリギリセーフと言えなくも無いと思うが、個人的にはロックコンボのサブプランとしてこちらでも殺せるレベルの威力が欲しいところ。
視点を変えてコンボ機構そのものに目を向けると一方が比較的破壊しやすいクリーチャーであること、こちらを突破されるとヴェンセールもほぼ確実に持っていかれることは大きな欠点であり、何らかの方法で保障したい。
さらに、デッキの構造上の問題として、このコンボのコンボパーツはそれ単体では仕事をできないタイプのスタッフであり、これによるスロットの圧迫が挙げられる。特に《石角の高官》は《滞留者ヴェンセール》以外とのシナジーを探すのは難しいし、それ自体の能力もコントロール的なデッキにおいては《時間のねじれ》たりえない。特化型の《石角の高官》4、《滞留者ヴェンセール》3のバランスを取ったとすると7枚ものスロットを食うためにカウンターを搭載しない型も多いなどの構築上の難点も多い。
カウンターを搭載しない場合、《瞬唱の魔道士》経由のカウンターを含めれば大量のカウンターを擁する青系コントロールに対して大きな不利が付く可能性も考えられる。《ネファリアの溺墓》が採用されている場合は相当つらいはずである。

以上を踏まえて以下のような論点を設けたい


・コンボパーツの枚数
・コンボ完走の保障手段
・サブプラン(もしくは勝ち手段)の種類、方針
・特殊なサブプランを採用した場合などのサブカラー
・ドローソース・ドローサポートの採用
・カウンターの有無、もしくは枚数
・対コントロール
・対呪禁(紋章で直接触れない)


と、ここでこれだけを書くためにHappyMTGでざっと検索して思った。
俺まだ純正コンボ型使ったこと無ぇ。
MOあたりで使用してからじっくり考えたほうがよさそうだな。純正型は時間足りないと思うのだが。
まず現在のヴェンセールコンについて考えていきたい。
自分の中で閉塞感があるヴェンセールコンについての考えをまとめないと事故って死ぬタイプのデッキにしかならん気しかしないのです。

さて、《滞留者ヴェンセール》コントロールとはつまり、忠誠度+2能力を用いてCIP能力を使いまわすことによって何らかのアドバンテージを稼ぐ、もしくはこれによってヴェンセール自体を守って紋章の獲得を目指すもので、カウブレードの時代には迫撃鞘or伝染病の留め金で《戦隊の鷹》を封殺、それ以外については《転倒の磁石》の蓄積カウンター回復によって対応し、紋章獲得を目指す形式を、現環境においては《石角の高官》とのコンボによるロックデッキの形式をとる。
個人的には対カウブレード型の盤面支配力がとってもお気に入りだったわけだけれども、押しも押されもせぬTire1、青白Delverに採用されている透明人間こと《不可視の忍び寄り》、《聖トラフトの霊》に触れるCIP能力はぱっと思いつく限り《伝染病エンジン》、《虐殺のワーム》《太陽破の天使》と6マナラインか《ムーアランドの憑依地》トークンに弱いリリアナ-2連打プランあたりしか存在しないためカウブレほど簡単に処れない。
そもそも虫人間の裏の時点で《責め苦の総督》もしくは《皮裂き》あたりに手を伸ばさないと一発では持って行けないため、面倒なことこの上ない。
他に目をやれば不死のキーワード能力を背景に強力に押しよせてくるステロイドなども目につくためCIP能力による除去コントロール路線は無理と判断せざるを得ない。
(ただし、ロックコンボ型に対し十分な除去手段を持つ可能性が高いゾンビに対しては1点除去+磁石によるコントロールが通る可能性は考えられる。《審判の日》から不死戻りの《ゲラルフの伝書使》を《転倒の磁石》もしくは《迫撃鞘》チャンプブロックで状況が取れそうにも見える。)
以上の議論から、基礎的には《石角の高官》ロック型を前提として考えることとする。



変なノリで前文を書いたら微妙に長くなってしまった。
次の記事へと分割。

はじめに

2012年4月17日 TCG全般
友人曰くmtg勢たるもの、DNを使用すべしという話であったので使用してみる。
カテゴリ選択欄に「トレーディングカード」があったりする時点でもはや自治領が与えられているも同然。
どうやら友人の言は本当であるらしい。

最近勝てない感じが加速してるし、じっくりと考えようってところで。
MOTTAINAI精神の僕としてはおよそ一年前に揃えてしまったヴェンセールデッキ一式を無駄にする気はないのでそういう記事になりそう。
公式で取り上げられてたりしたしいけるんじゃねーの的なアレもあったりなかったり。

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